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【投資】相場心理の鍛え方

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TOPIXが29年振りの安値を更新した。欧州債務問題と米経済減速懸念に円高とトリプルパンチで攻められては復興需要で比較的堅調な日本市場も下げるしかない。

 

この様に不安定な相場になると、判断が鈍り、投資に対して過ちを犯してしまいがちである。どの様にすれば、過ちを防ぐ事が出来るのだろうか?その答えは、相場に対して客観的に向かい合う事が出来る心理を身に付ける事にある。

 

そもそも投資家はみんな儲けたいというモチベーションで行動を起こす。その儲けたいという気持ちが相場を見る目を歪め、自分勝手な判断を促進し、不意に博打の様な投資を行ってしまうのである。

 

今買わなければ値上がりして買えなくなるのではないか?値下がりしたが、もう少しすれば株価が持ち直すのではないか?投資家であれば、誰でも駆られた事がある衝動ではないだろうか。その衝動をコントロールする術を身に付ける事が、コンスタントに投資で利益を得る為に必要であると言える。

 

常に平常心で相場に向き合う事が出来れば、バブルの様な相場で浮かれる事も無く、また恐慌の様な相場でもビクともせず投資を行う事が可能となる。投資を学ぶというと、一般的にはファンダメンタル分析やテクニカル分析、企業業績分析等の技術面が注目を浴び勝ちであるが、自分はこの相場心理を身に付ける事が投資家として一番大切な事であると考える。実際、相場心理を身に付ける事が出来てから損切りが容易に出来る様になり、株価の変動に一喜一憂する事が無くなった。

 

なお、相場心理を学ぶのであれば、以下の2冊がお勧めである。

ゾーン 相場心理学入門

 

ディトレード

 

投資に関する本は色々読んできたが、この2冊は特に相場心理を鍛える上で必要な考え方が書かれている。ちなみに、ゾーンは相場心理について教科書的な観点で記載されており、ディトレードは実際のトレーダーが犯しがちな過ちをQ&A形式で記載している。この2冊は自分の投資観を変えたと言っても過言では無い。今では、投資を行う上でのコンパスの様な役割を担っている。

 

相場心理は一朝一夕に身に付く物ではない。だからこそ、身に付ける事が出来れば大きなアドバンテージとなる。一部の投資家しか利益を上げる事が出来ないという事実もこの相場心理の有無による物では無いかと考える。

 

投資における心理の重要性を意識し今後も利益を上げていく様にしたい。