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【知識】複利計算を簡単に行う方法

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投資を行っていると、金利を計算する機会がよくある。そんな時に、素早く計算する為の裏技を紹介する。

 

例えば、単利で考える場合は、100万円を5%で5年間運用した場合、

 

元本 × (金利 × 年数)= 合計金額

100万×(1+0.05×5年)=125万

 

と求める事が出来る。単利の場合はこの様に簡単に計算出来るが、複利の場合は計算方法が複雑となる。同じ値で計算を行うと

 

元本×(1+金利)を五回掛けたもの=合計金額

100万×(1+0.05)^5 =127万

 

となる。複利は金利にも利息が付く為、その分を加味しなければならない。その為、1+金利を年数分掛け合わせるという複雑な計算になってしまう。

 

この複利を計算する際に覚えておきたい数字が「72」である。複利計算で元本が何年で2倍になるかを計算する際は、72を金利で割る事により算出出来る。例を挙げると。

 

例:100万円を金利8%で運用する場合、何年で2倍になるか?

72÷8=9年

※検証

100万×(1+0.08)=100万×1.08=108万 1年目

108万×(1+0.08)=108万×1.08=117万 2年目

117万×(1+0.08)=117万×1.08=126万 3年目

126万×(1+0.08)=126万×1.08=136万 4年目

136万×(1+0.08)=136万×1.08=147万 5年目

147万×(1+0.08)=147万×1.08=159万 6年目

159万×(1+0.08)=159万×1.08=171万 7年目

171万×(1+0.08)=171万×1.08=186万 8年目

186万×(1+0.08)=186万×1.08=200万 9年目

 

この「72の法則」を知っていると複利計算が簡単に行える様になる。複利計算は投資を行う際に色々と活用出来るので是非覚えておきたい。

 

話は変わるが、単利と複利の差は大きい。100万を5%運用で2倍にする場合、単利だと20年掛かるが、複利だと15年である。人生で5年の差は大きい。効率的にお金を運用し、利息も投資に回していく事が大切であるとつくづく思う。