前回作った、会社四季報データをエクセルにインポートし使用しているが、情報量が多くてどの行を見ているのか分からなくなる事が多い。
(四季報データの記事はこちら:http://hatakazu.hatenablog.com/entry/2012/06/14/212847)
例えば、企業概要を見ながら、PERを確認しようとすると、いちいち目で選択されている行を確認してから見ないと、すぐに迷子になってしまう。
何かいい方法が無いかなと調べたら、条件付き書式を活用すれば、現在選択しているセルの色を変える事が分かった。セルの色が変わる事により、見易さが劇的に改善された。
現在選択しているセルの色の変え方は以下の通り。
1.色を変えたい列を選択
2.書式⇒条件付き書式を選択
3.条件付き書式を以下の通り設定
条件:数式が =CELL("ROW")=ROW()
書式:セルに表示したい色を選択
4.ツール⇒マクロ⇒VAエディタを選択
5.ThisWorkbookに以下のマクロを貼り付ける
Private Sub Workbook_SheetSelectionChange(ByVal Sh As Object, ByVal Target As Range)
Application.ScreenUpdating = True
End Sub
これで選択したセルの色の変える事が出来る。ポイントは5番目のマクロで、セルを移動した時に、ScreenUpdatingで画面を更新させている事である。このマクロを設定する事により、セルを移動すると画面が更新されて、条件付き書式で設定した条件判定が行われ色が変化するという流れになっている。
ちなみに、3番目の説明で使用したCELL()関数は現在セルの情報を提供する関数で=CELL("ROW")と書く事により、現在セルの行数を返す。CELL関数で取得した値とROW()関数で取得した行数がマッチする事により、条件に該当しアクティブセルの色が変わると言う仕組みである。
仕事でエクセルを使用する際は知っておくと便利である。これで生産性がアップする事間違いなし。是非活用していきたい。