ジェシー・リバモアの投資手法が書かれた『孤高の相場師リバモア流投機術』を読み終えた。
孤高の相場師リバモア流投機術―大恐慌を売り切った増し玉の極意 (PanRolling Library)
- 作者: ジェシー・ローリストン・リバモア,長尾慎太郎,増沢和美,河田寿美子
- 出版社/メーカー: パンローリング
- 発売日: 2007/12/04
- メディア: 文庫
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ジェシー・リバモアは伝説的な投資家なのだが、ウォーレン・バフェットやジョージ・ソロス等の投資家と比べるとあまり名が知れていない感じである。ただ、リバモアの投資手法は参考にする部分が多く自分も多くの考え方を取り入れている。
リバモアの投資手法は株価がレンジ相場から抜けだしたタイミングで株価購入を行い、トレンドが確認出来たら増し玉をしていくスタイルである。手法的には順張りでテクニカル重視な手法といえる。この手法で大切なのは、相場がトレンドを形成するまで待つ事が出来るかという事に尽きる。
自分もリバモアの手法を見習ってトレードしているが、明確なトレードが形成されるまで取引を待つのは本当に難しい。どうしても欲が出てしまい、先走ってしまうことが多い。ただ、本にも記載されていたが、投資で必要なのは勝てる相場で全力を尽くす事であり、その為には勝てる相場が来るまで待つのは必須のスキルであると言える。
その他、リバモアは時には相場から離れる事も必要であると言っている。これも勝てる相場が来るまで待つ事が必要であることを説いているのだと思う。投資で利益を上げる為には、ただ攻めるだけではダメで、勝てるタイミングで攻める必要があると言う事である。
株の格言に待つも相場という言葉があるが、それはいつの時代も変わら無いんだなと感じた。更なる投資技術向上に向けて日々精進していきたい。