本日FPG(7148)が今年2回めの上方修正を発表した。ちなみに、株式分割のおまけ付きである。正直凄いの一言である。
FPGは以前から注目していた事もあり、結構な含み益が発生している。自分の場合、購入してから直ぐに値下がりしだしたので気持ちが萎える事も多かったのだが、無事にホールドする事が出来て良かったと思う。
投資を長年やってきて分かった事は、株価が上がるのには大きく2種類のパターンがあると言う事である。一つは新技術や法改正等に伴う期待感で、もう一つは上方修正や決算等の業績を通じてである。前者については、上がる時は早いが下がるのも早い。自分の経験で言うとネット選挙直前のパイプドビッツ(3831)や中小企業金融円滑化法が切れる直前のイーギャランティ(8771)等が挙げれる。どちらのチャートも一瞬で山を作って瞬く間に崩れている。最近では、ふるさと納税関連のサイネックス(2376)も同じ様な感じになるのではと思っている。
業績を通じて上がった銘柄については発表内容の規模にもよるが反応が鈍い事が多い。中には良い決算を叩きだしても次の日に売られるケースも見受けられる。その為、結果を読むのが非常に難しい。大体の銘柄が疑心暗鬼の中ホールドする事になるのだが、じわりじわりと周りが気付き始めると長い時間を通じて上昇していく。例を挙げると、共立メンテナンス(9616)やリロホールディングス(8876)等が挙げられる。最近では、国際計測器(7722)も同じ様な感じになるのではと期待している。
なお、FGPについては業績を通じて上げてる銘柄と言える。過去の会社四季報を見ていると分かると思うが、高い成長率を誇り、営業利益率も高いのにずっと1000円近辺を停滞しており、ある時を境に一気に爆発している。業績で上がっていく銘柄については、銘柄を探し出すテクニックとある程度の忍耐も必要であると言える。
よく株式投資については、短期投資がいいのか長期投資がいいのかで議論が分かれるが自分の考えとしては、期待感で上がった銘柄については短期投資、業績で上がった銘柄については長期投資と分けて考えた方がいいのではと思っている。どちらも一色単に考えてしまうと、どうしても上げ下げのタイミングが異なるので混乱してしまうが、初めから違う物だと意識しておく事によりスムーズに売買を行う事が出来る。株式投資が難しいのはこうした肌感覚で学ばないと分からない事が多いことも原因な気がする。
何はともあれ、明日はFPGが大きく上げてくれる事は間違いない。ただ、浮かれる事無く、今週は会社四季報の発売日でもあるので、FPGに続く銘柄を探して行きたいと思う。
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