エンジニアリングとお金の話

都内で働くエンジニアの日記です。

【知識】家に早く帰る技術

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長時間労働が問題として取り上げられているが最近はほぼ定時にて家に帰る事が出来てる。ただ、以前は毎日終電間際まで仕事をしており疲弊した毎日を過ごしていた。

何故、早く帰る事が出来る様になったのかというと、極力作業を減らす方向に舵を切ったのが大きい。一日の作業を細かく記録して振り返る様に心掛け、無駄な打ち合わせや作業を削減した。また、打合せの際の資料作成についても見直し、その場でホワイトボードに書いて説明する様に務めた。特に資料作成については、エクセルで作成すると見た目の体裁や言葉づかい等の本質とは関係ない部分で時間を取られる事が多かったので大幅な時間削減に繋がった。

日本人はまじめである。手を抜いたと思われるのを恐れるあまり、細部までこだわってしまう人が多い。ただ、そこに本当の価値があるのかを考えて無駄を省く努力をしていかなければ、仕事の時間が減る事は無い。手を抜いたと思われないギリギリの部分まで作業を減らす事についての見極めは正直難しいが、トライ&エラーで取り組んでいくしか無いと考える。

また、この様な仕事の仕方を行う為にはお客様や上司との信頼関係を構築していく必要がある。信頼関係を築くのは一朝一夕に行える事では無いので日々の取り組みが大切となる。なお、信頼関係を築く上で大切なのは相手の期待値を上回る仕事を行う事である。その為、相手の期待値をコントロールする事が仕事を行う上では大切となってくる。

期待値のコントロールとは、お客様や上司が仕事を依頼した際の成果内容の期待値をコントロールする事を指している。仕事で感謝や感動を与える為には、相手が考える期待値を上回らなければならない。また、期待値通りのものを仕上げるだけでは当たり前とみなされ相手に喜ばれる事は無い。これは、牛丼屋で牛丼並盛を頼んでそのまま出てきても感動する事が無いのと同じである。ただ、その牛丼にサービスとして予想外の卵がついて来たり、大盛だったりすると人は感動する。この考えを仕事にも応用しようという事である。

期待値は人それぞれ異なるので、あまりにも高い期待値を求めてしまうお客様や上司については、現実を説明して期待値を押さえる必要がある。また、相手の期待値を上回る機会がある場合は積極的に期待値を上回る様に努力する。これらの事を行っている内に、仕事が出来る人と思われる様になり、お互いの中に信頼関係が生まれ仕事の裁量が大きくなる。その際には、作業量を削減する努力に努めていけばよい。

知的労働は終わりが無い。その為、自分で大切な物を見極めて無駄な作業を減らして行く努力をしないと作業時間は膨らんで行く一方である。今までやってきたからとただ惰性で仕事に取り組むのでは無く、意義や効果を考えた上で仕事に取り組む様にしたい。