会社で行っている確定拠出年金とNISA枠で行っている投資を大きく見直す事とした。理由は以下の記事を読んで自分の選択が間違っていると思ったからである。
確定拠出年金もNISAも国が進めている制度である為、利益に対して税金が掛からない等の特典がある。例えば、投資にて100万円の利益が出た際、通常の投資であれば20万円が税金として取られる。ただ、確定拠出年金やNISAであればこれらの税金が無い。利益の額が大きくなればなる程メリットが大きくなる制度である。
だた、制度上頻繁に売買出来ないのでどうしても長期投資にならざるえない。また、利益がでなければまったく意味の無い制度なので通常の個別株投資よりも投資対象の選択が重要になる。
自分は確定拠出年金もNISAもバランスファンドを購入していた。バランスファンドとは国内株式や海外株式、債券などをまんべんなく購入出来る投資商品である。絶対に利益を上げる必要があり、かつ頻繁に銘柄を売買する事が出来ないので幅広いセクターに投資出来るバランスファンドは最適だと思い投資に至った。
ちなみに、購入した商品は以下の通り。
・確定拠出年金 ⇒ DIAMDCバランスF成長型
・NISA ⇒ 三井住友TAM-SMT インデックスバランス・オープン
どちらの商品も株式や債権に幅広く分散投資する事が可能な商品である。確定拠出年金は34万円程。NISAについては190万円程投資を行った。その結果が以下の通りである。
確定拠出年金
投資金額 : 34万円
現在評価額 :-31万円
差引 : -3万円
利回り : -8.5%
NISA
投資金額 :190万円
現在評価額 :178万円
差引 : -12万円
利回り : -6.3%
現在時点ではどちらもマイナスとなっている。正直想定外である。そもそも、バランスファンドを購入していれば幅広い商品や銘柄に分散投資を行う事が可能である為、マイナスになる事は無いと思っていた。
だた、現状がこの様な状況である為、決して分散投資⇒安全な投資では無いという事を身を持って体験する事が出来た。また、山崎 元さんの記事を読んで確定拠出年金もNISAも制度を最大限活用するのであれば期待リターンが高い(リスクが大きい)商品に投資する事が税制上有効である事を理解した。
正直今回の投資については、取りあえずバランスファンドを購入すれば間違い無いだろうという一見考えているようで何も考えていなかった事が原因の一つであると考えている。投資を行う際は自分の頭で考え抜く必要がある。制度をあまり理解しようとせず楽に稼ごうとした事が今回の反省点である。
ちなみに、見直し後の確定拠出年金は三菱UFJ海外株式インデックスを100%購入する様に変更した。また、NISAについては現在考え中だが海外の成長率が高い企業に個別株にて投資を行う予定である。来年からは個人型確定拠出年金も始まるので今回得た知識を生かしていきたい。