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【投資】イベントドリブン型投資についての説明

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f:id:hatakazu93:20120623152402j:plain 以前プロのトレーダーと話をした事がある。その際、どの様なトレードを行っているのか聞いて教えてもらったのがイベントドリブン型投資だ。初めて聞く投資法だったので、本当に効果があるのか疑っていたが以後大きな成果を上げる事が出来ている。ファンダメンタル投資法ともテクニカル投資法とも異なるイベントドリブン型投資法について説明する。

イベントドリブン型投資とは

ヘッジファンド等が用いる投資戦略で名前の通り各会社のイベントを投資機会と捉える投資法である。なお、ここでのイベントとは企業のM&Aや業務提携等の企業収益に変化を伴うイベントを指す。各種イベントが発生すると株価はイベントのインパクトを織り込みに行くのでそこで収益を上げようとする手法である。

※例
イベント発生前 ⇒ 株価:100円
イベント発生後 ⇒ 株価:100円 + イベントのインパク

イベントが発生するとそれに答える様に株価が反応する。株価にイベントのインパクト分が完全に反映される前に投資を行う事で利益を上げる事が出来る。

一般投資家が取るべきイベントドリブン型投資法

我々一般投資家は企業のM&Aや業務提携等を知るのはだいたい新聞やテレビ等を通じてである。その為、情報を得るタイミングはみんな一緒となり、その中から一人出し抜いて収益を上げるのは難しい。

そこで、一般投資家がイベントドリブン型投資法を行いたい場合はこれら企業の動向に関連するイベントでは無く、社会の変化に関連するイベントを狙うのがお勧めである。

社会の変化に関連するイベントとは、大きく2つに分ける事が出来る。一つは既存の法律や仕組みが変化する際に発生するイベントである。例えば、自分の場合は2013年に法律の変更に伴うイベントに投資して成功を収めている。その銘柄はイーギャランティ(8771)で中小企業金融円滑化法の終了に伴い注目が集まるのではと予想し投資を行った。

イーギャランティのチャートを見ると2012年の後半から徐々に上昇し、2013年の中頃には5倍程に上昇している。 f:id:hatakazu93:20161004123606p:plain

もう一つのイベントは時代の変化に伴うイベントである。これはスマートフォンの台頭等によるテクノロジーの向上によって発生するイベントや少子高齢化等の時間の流れの中で既存の体制が変化する時に起こるイベントを指す。記憶に新しところでは今までに無いゲームアプリを提供して恐るべき成長をとげたガンホー(3765)を挙げる事が出来る。 f:id:hatakazu93:20161004124909p:plain

イベント投資法の優れているところはイベントのインパクトが大きいと凄まじく株価の上昇が見込めることだ。上手くいけば通常の投資法では難しいレベルの収益を上げる事が可能である。

イベントに関連する銘柄を見つける為には

ヤフーファイナンス(http://finance.yahoo.co.jp/)の銘柄検索にて関連しそうなイベントを入れて検索を行うと、そのイベントに関連する銘柄が表示される。例えば「インフルエンザ」と入れて検索を行うと以下の通りである。 f:id:hatakazu93:20161004125417p:plain

検索結果に表示されるタグをクリックすると関連するヤフーニュースにリンクする事が出来るので、その内容からイベントのインパクトを予想する事も可能である。ヤフーファイナンスの検索機能は有効に活用すれば思いがけない銘柄を見つける事が出来る。

イベントドリブン型投資法の注意点

イベントドリブン型投資法の注意点は、イベント発動後に必ず株価が反応するとは限らない事だ。自分の経験では予想したイベントが当たるのは10回に1回程度である。毎回自分の思惑通りに株価が上昇する訳では無いので、目標株価と期間を予め決めて投資を行う事をお勧めする。また、イベントが周りに認識しだしてから投資を行うのでは遅い場合がある。その為、様々な情報にアンテナを張り早い段階で投資を行う事が大切である。

最後に

イベント型投資法は、我々一般人の強みを生かした投資法であるといえる。自分の得意分野に関する知識や街歩き等で得た知識を有効に活用する事で大きな成果を上げる事が可能である。今後も様々なイベントが発生する事が想定されるので常に注意を払い、投資に繋げる様に意識を向けていく様にしたい。