以前購入していた脳の老化を99%遅らせる方法という本を読んだ。この本は久しぶりのヒットであった。
脳の老化を99%遅らせる方法 疲れを脳にため込まない37の新習慣
最近物忘れが激しいのでもしかしたら認知症なのではと心配していたが、どうやら脳過労が原因という事が判明した。 そもそも記憶とは『覚える』、『ためる』、『取り出す』の3つの働きで成り立っている。脳過労の状態になると
脳から記憶を『取り出す』事が難しくなる。その結果、物忘れが多くなる事につながっていく。
この脳過労は日々忙しくしている内に脳が慢性的な過労状態に陥ることを言う。特にマルチタスクの仕事が多いと脳の処理がパンクしやすくなる。普通に働いていればマルチタスクは当たり前だと思うので誰でもこの脳過労の状態に陥るリスクを抱えている。忙しすぎるのは非常に脳に対して悪い事であると言える。
この脳過労の状態から回復する為には『ぼんやり』する事が大切である。『ぼんやり』することで脳のつながりが良くなり本来の力を発揮出来るようになる。意図的に『ぼんやり』して脳過労の状態を防ぐ事が脳の為には大切である。ちなみに、脳過労の状態が続くといつも集中しっぱなしのような状態になり次第に心身の調子を崩していく。
また、以下の様な症状がある場合は脳過労を疑った方がいい。
- かつて夢中になっていた趣味などに、興味や関心が持てなくなった
- 朝や午前中、気分が晴れない
- ファッションやおしゃれに気を遣わなくなってきた
- 休日は外に出たくないし、人にも会いたくないと思うようになった
- 物事を決断することが出来なくなった
エンジニアという職業柄うつ病で前線を離れていく人を多数見てきた。これらの人達がこの本を読んでいて自分の症状に早く気づいていたらもっと違う結果になっていたのではと思う。何となく生きづらさを感じている人は是非この本を読んで自分を守る方法を身に付けて欲しいと思う。
脳の老化を99%遅らせる方法 疲れを脳にため込まない37の新習慣
- 作者: 奥村歩
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2016/11/23
- メディア: 単行本
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