株式投資をする上で情報は命である。どれだけ良い情報を集めて企業を分析する事が出来るかで投資の勝敗は決まる。
多くの投資家が参考にする情報はチャートや決算書等の情報と思われる。これらの情報はネットで手軽に入手する事が可能でフォーマットも決まっているので分析もしやすい。
ただ、最近思うのが入手しやすい情報や判断しやすい情報だけでは大きな成果を上げるのが難しくなっているということだ。誰でも簡単に出来る事はすぐにコモディティ化し優位性が無くなる。また、今後はAIトレードも本格化して行くことを考えるとネットで手軽に取得出来る情報だけで稼いで行くのは難しくなっていく。
では、他の投資家やAIと差別化して稼ぐ為にはどの様な事をすべきかと言うとネットに落ちていない情報をいかに集めていくかと言う事になる。実店舗に足を運んだりIRセミナーに参加して社長の雰囲気を感じ取ったりとネットでは拾いきれない情報を収集していく能力が必要になる。またデータの分析や統計的な考え方では我々はもうAIに為す術は無い思うので、今後は人間的な直感を活用した投資スキルを上げていく事が求められる。
結局は投資の為にどれだけ泥臭い事が出来るかが大切だと言うことだ。投資は運の要素が強いがそれ相応の努力を怠るとチャンスすら得る事が出来ない。
なお、人間的な直感を高めるこの動きは世界中で広がっており、多くのエグゼクティブがアートや教養を身に付けようとしている。一歩先ゆく投資家になる為には人とは違う行動を取るべきと考える。
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書)
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