エンジニアリングとお金の話

都内で働くエンジニアの日記です。

期待値を上回る買い物について

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自分の中で今年の流行語大賞に輝いた「錯覚資産」というワード。

この言葉の生みの親である、ふろむださんがnoteを書いていたの読んでみたら、日頃行っている買い物という行為について非常に考えさせられたので紹介したい。

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人生にムダな買い物は存在しない

ふろむださんのnoteの内容をまとめると、

  1. 羽毛布団を買ってみたが自分に合わなったので処分することを親に伝えたら「なんでそんな無駄使いをしたんだ?」と避難された。
  2. ふろむださんに言わせれば「自分には羽毛布団は合わない」という知見を得るために必要経費なのでムダどころか大いに有意義な支出だった。

という感じである。

要は、自分にとって必要な物しか買う必要は無いと主張する親と、そもそも何が必要な物なのか分からないのでそれは無理だと主張するふろむださんといった感じです。

私の親の主張は、「ハズレ馬券を買うなんて、無駄遣いだ。アタリ馬券だけを買え」と言っているのと同じだ。ハズレ馬券を買わないようにすると、アタリ馬券も買えなくなるということが、なぜわからないのだろう?

ごもっともである。

当たりを引くために積極的にハズレを引く

勉強でも仕事でもビジネスでも、全部同じだ。結果的に役に立たなかった勉強、無駄になった作業、失敗に終わったプロジェクトは、ハズレ馬券なのだ。

いい大学を出ていい会社に入れば人生安泰と言われた時代はもう終わりを告げつつある。

誰が東芝があんな感じになると思っただろうか?

結局自分が理解出来る範囲でしか行動を起こさないとジリ貧になるのである。何故なら社会が凄いスピードで進化しているから。

ではジリ貧にならないために我々は何をするべきかと言うと、新しいことに対して積極的に行動を起こしていかないといけない。

新しいことは行動を起こしても何も成果を得られないことも多々ある。

ただ、何も成果を得られなかったということが分かっただけでも価値がある。それだけで行動を起こさなかった人よりも一歩先を行くことが出来る。

パナソニックの創業者である松下幸之助さんもこう言っている。

成功とは成功するまでやり続けることで、失敗とは成功するまでやり続けないことです。

また、世界の発明王であるトーマス・エジソンもこう言っている。

失敗は積極的にしていきたい。なぜなら、それは成功と同じくらい貴重だからだ。失敗がなければ、何が最適なのかわからないだろう

要は成功するためにはガラガラを回し続けなければならないのである。全てのハズレを引き終われば最終的には当たりを引くことが出来る。

期待値を考えてお金を使う

自分は趣味で株式投資をしている。日本には3000社以上の会社が上場しているが、投資をする際の判断基準として常に意識しているのは期待値である。

要は自分が投資した金額以上に価値が上がる可能性が高いかどうかを意識して投資を行っている。

この期待値という考え方は資産運用を行う上で一番大切な考え方です。

一般的に宝くじの期待値は50%、競馬は70%〜80%と言われています。100%の期待値を下回るものは回数を重なるごとに確実にお金を蝕んでいきます。

ただ、買い物については期待値100%を大きく上回り場合によっては200%、300%になることがあります。ふろむださんが期待値100%を上回ったと思った買い物は以下になります。

「穴無し槽」の洗濯乾燥機(30万円出しても買う価値あり) a.r10.to

食器洗い乾燥機 a.r10.to

くっつかない包丁(3万円出しても買う価値あり) a.r10.to

VORNADOの大型静音サーキュレーター(6万円出しても買う価値あり) a.r10.to

西川のムアツふとん(20万円出しても買う価値あり) a.r10.to

人生のアタリ馬券を買うには、「自分に合うかどうかわからないもの」をたくさん試してみる必要がある。買わずに試せるものはそうするが、買ってしばらく使ってみないとわからないものもたくさんある。だから、ハズレ馬券を買うことを避けようとすると、大変貧しい人生を送ることになるのだ。

まとめ

人生を有意義に過ごすためには積極的に失敗を重ねていく必要がある。

これは、仕事・買い物・勉強など全てに言えることです。人生は大きな福引きであってハズレを恐れていては当たりは引けないのです。

ふろむださんの書く文章は本質を捉えていて非常に勉強になります。

また、ふろむださん著の人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっているは今年一番お勧めしたい本です。

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている