エンジニアリングとお金の話

都内で働くエンジニアの日記です。

株主優待タダ取り(クロス取引・つなぎ売り)の費用について

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今年最後の株主優待取得のチャンスが迫ってきました。

12月は以下の銘柄の株主優待を取得します。

  • 3097 物語コーポレーション
  • 6789 ローランドディシー
  • 2427 アウトソーシング
  • 9830 トラスト中山
  • 2702 日本マクドナルド
  • 5946 長府製作所
  • 8179 ロイヤルホールディングス
  • 3028 アルペン
  • 6914 オプティックスグループ
  • 3091 ブロンコビリー

これらの株主優待ですがクロス取引を行うことによりノーリスクでゲットしています。

クロス取引て何?という人に向けてやり方と掛かる費用について説明します。

クロス取引とは

クロス取引とは同じ株に対して売りと買いを同時に注文する取引になります。

売りと買いを同時に注文することにより、株価が上昇しても下落してもお互いが相殺し合うので株価変動リスクが無くなります。

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株主優待取得で一番恐いのが優待目的で購入した株が、優待取得後に一気に値下がりすることです。

例として11月に株主優待があったヴィレッジヴァンガードコーポレーションのチャートを紹介します。

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ヴィレッジヴァンガードコーポレーションの場合1万円以上の下落になるので、直前で購入した人は株主優待を取得しても手数料分損したことになります。

このような悲劇を避けるための手段がクロス取引となります。

クロス取引の手数料について

クロス取引のやり方は簡単です。現物取引で株を買い、信用取引で株を売ります。

ただ、難しいのが一体いくら費用が掛かるのかという計算です。特に信用取引を行うため金利をについての計算が良く分かりませんでした。

調べた結果クロス取引に掛かる費用は以下になります。

  • 現物買いの手数料
  • 信用売りの手数料
  • 信用売りの金利

この3つを合計した金額がクロス取引の手数料となります。

実際に12月優待のGMOインターネット(9449)で計算すると

株価:1450円

単元:100株

購入金額:145,000円

クロス取引実施日:12/25

信用取引金利:3.9%

105円(現物買いの手数料)+135円(信用売りの手数料)+128円(信用売りの金利) = 368円

現物取引手数料(現物買いの手数料)

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信用取引手数料(信用売りの手数料)

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となります。

手数料については上記の表に照らし合わせればいいので分かりやすいのですが金利については自分で計算する必要があります。

なお、12月は特別で12/28に相場が閉まるので株主優待の権利獲得日は12/25になります。

株は取引日の翌営業日3日後に手元に渡ることになるので、12/25にクロス取引を実施すると12/28に株を取得することになります。そして12/26に現渡しを行うと1/4に解消されることになります。

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金利については株を取得した日から手放した日を含めて金利計算を行うので今回の場合だと8日間が金利計算の日数となります。そのため金利の計算は

145,000円 ✕ 3.9% ÷ 365日 ✕ 8日 = 128円

となります。金利については注文日の3営業日後に執行されるということと、株を取得した日・手放した日も金利計算に含まれるということを意識することが大切です。

まとめ

株主優待タダ取りについては有効に活用すれば生活コストを大幅に下げることが出来ます。

金利の計算についても日数さえ分かれば難しくないので是非チャレンジしてみてください。