おいおい日本大丈夫か?と心配になるニュースです。デジタル手続き法案が印鑑業界の反発により見送られることとなりました。
自民党は7日、行政手続きの100%オンライン化を目指す「デジタル手続法案」を部会で了承しました。法案には当初、法人を設立する際に必要な印鑑の届け出の義務化をなくす案が盛り込まれていましたが、印鑑業界の反発などを受けて見送られました。ただ夏の参議院選挙後の臨時国会には、再び押印の簡略化に向けた議論が行われるとみられます。
twitter上でも多くの落胆の声が上がっています。
印鑑業界なんか死んでしまえ!!。>“デジタル法案”骨抜きに? 印鑑業界が反発:法案には当初、法人を設立する際に必要な印鑑の届け出の義務化をなくす案が盛り込まれていましたが、印鑑業界の反発などを受けて見送られました。 https://t.co/gB2HR4p1el
— 田端信太郎 @田端大学塾長である! (@tabbata) 2019年3月8日
これ「わかった、滅びろ」以外の返答無いと思う。#印鑑業界 pic.twitter.com/DGRaKoKpko
— むらむら㌠ (@muramuradesign) 2019年3月8日
前近代的な印鑑文化が残ることによって発生する損失を可視化させたら凄まじい金額になりそうですよね。
— イシコ (@newsalaryman_21) 2019年3月8日
むしろ今の印鑑業界従事者に対して、国民の税金で手切れ金を渡しても良いから、早く無くなって欲しい。。 https://t.co/JfVGb8y8lR
日本は生産性が低いこと問題となっていますが、今回の問題のように今までの伝統や文化に固執していることが大きな問題だと思います。特に印鑑については日本の悪しき文化の一つです。自分も何度か印鑑が不鮮明ということで書類の再提出を求められたことがあります。また、業界によっては印鑑の押し方一つでも指摘を受けるそうです。
もうアホとしか言いようが無いですね。そんなことしてる暇が有ったら仕事しろという感じです。
伝統や文化を守ることは大切だとは思います。ただ、我々の生活を犠牲にしてまで守るものでは無いはずです。ITがこれだけ発展した現代においては色々な面倒事を圧倒的に効率化することが可能なはずです。でも実際は今回の件のように過去の文化や伝統が邪魔をしているのが現状です。
今回の印鑑の問題や最近では年号もですがこれらの過去の遺物は時代の進化に合わせて変わる必要があると考えています。これは憲法や法律なども同じです。
大切なのは過去を守ることでは無く、現在をどうすればもっとラクに生きることが可能かについて努力することです。現状を維持したい人達は幸せになるための努力を怠っている人達と自分はどうしても思ってしまいます。
印鑑業界
— 否定騎士 (@deknight440) 2019年3月8日
「ハンコは伝統!歴史!」
「オンライン化?データ化?そんなもん知るか!今まで通り何も変えるな!」
「もし制度を変えるなら今まで通りの印鑑が売れるようになんとかしろ!方法はお前らが考えろ!」
ラーメン発見伝の伝統回思い出した pic.twitter.com/HZLPa0HXFk
変化を拒絶する人達がいる一方で世界ではITを活用することにより圧倒的に便利な社会を実現しつつある国もあります。IT先進国のエストニアでは電子政府が発展し様々なサービスをネットで完結することが出来ます。また名前や住所などの情報登録は一度だけ行えば、あとは同じ登録作業を行う必要は無いとのことです。このように世界がITを活用して発展している現実を一人でも多くの人が理解し、日本も理想の社会実現に向けて動き出す必要があります。
将棋の羽生善治氏の著書である決断力にこんな一説がありました。
じっと見ていてもすぐには何も変わりません。しかし、間違いなく腐ります。どうしてか?時の経過が状況を変えてしまうからです。だから今は最善だけど、それは今の時点であって、今はすでに過去なのです。
変化を恐れずにいつでも変わることが出来る自分でありたいと思います。
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