エンジニアリングとお金の話

都内で働くエンジニアの日記です。

【読書】プロフェッショナルサラリーマンまとめ

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アマゾンのランキングで上位に入っていたので購入した『プロフェッショナルサラリーマン』を読み終えた。

ちなみに作者の俣野さんは30歳でリストラ候補に名が挙がり、そこから一念発起し社内ベンチャーを立ち上げ、年商14億円の企業まで育てあげ、最終的には本社(東証一部上場メーカー)の最年少役員(33歳)にまで這い上がった過去を持つ人物である。

その俣野さんの仕事術がふんだんに書かれている『プロフェッショナルサラリーマン』の中で特に印象に残った内容をまとめる。

1.プロは上司を仕事の仕入れ先と思う

上司はあくまで自分商店の仕事の仕入れ先と割り切る。上司に人格や自分の理想等を期待すると裏切られ、上司に失望して、上司の欠点を数え始め、上司の発言にいちいち気持ちを左右される様になる。上司を仕事の仕入先と割り切る事により、上司に人間性を求める事がなくなり、無駄なストレスや上司の発言にいちいち気持ちを左右されなくなる。

2.プロはスケジュールの空白を恐れない

プロ程自分の時間にゆとりを持たせる。時簡にゆとりを持たせる為のポイントは、仕事の優先順位を付ける事であり、特に、『緊急度が低く、重要度が高い仕事』を意識的に優先度を高めこなす事が大切である。緊急度より、重要度を優先する事により、空白の時間を意識的に作ろうとする事につながる。また、空白の時間を作る事により、新しい事に挑戦したり、今後の戦略を考える事が可能になる。

3.プロは効率化を人に求めない

効率化は「対人間」以外のところで追求する。特に人を教育する際は、中々覚えてもらえない事は当たり前である。「コミニュケーションに効率を求めてはいけない」と覚悟を決めて、何度でも根気良く教える事がプロである。

4.プロは社内キーワード検索でトップに名前がでる

社内でナンバーワンなれる強みをつくる。特定にキーワードに対して、一番に名前が挙がる人物になる事が大切である。二位、三位ではあまり意味は無い。情報は一位の人に集中するものである。

5.プロは自ら「安全地帯」を飛び出す

自分を成長させたければ、理想的な人物との接触時間を増やす事が大切である。人間は周囲の人と同質化してしまう物である。自分を成長させたいと思うのであれば、もっと自分より上の人たちとも付き合わなければならない。社外のみならず、社内でも自分よりレベルの高い人との空間を求める事で上昇気流になる事ができる。

ちなみに、『プロフェッショナルサラリーマン』とは、会社を辞めずに、サラリーマンであることの特権を120%生かして自分の仕事にやりがいを持つビジネスパーソンの事である。少子高齢化を迎える日本の経営環境は今後ますます厳しくなることが想定される。自分もアマチュアサラリーマンからプロフェッショナルサラリーマンへの脱皮を図れる様に努力していきたい。