ここ最近、日経平均が凄い勢いで上昇している。今までのレンジ相場から完全に抜け出した様である。
今回の材料は米国の10月雇用統計が予想以上に良かった事により、為替が円安に振れた為であると言われている。本当に今までの相場環境とはがらりと変わってしまった感じである。
市場環境が好転した事により今月は現時点で+300万以上利益が増えている。特に投資法は今までと変えておらず、5%下がったら損切りを行い、15%上がったら売却をするという方針を取っている。ただ、5月~10月まではこの方法だとほぼ横ばいの利益しか得る事が出来なかった。
こうして振り返ってみると、相場全体が弱いときは無理をせずに投資を休むと言う事も必要だなと感じる。5月~10月の間も毎日の様にトレードを行っていたが、まったくと言っていいほど利益を上げる事が出来なかった。正直、ムダに時間を消費しただけであった。
ただ、株式投資に慣れてくると投資を休むというのは非常に苦痛に感じてしまう。ポジションを持たないと、儲ける機会を損失してしまうのでは無いかとつい考えてしまいがちである。
この考え方をどの様にしたら改める事が出来るのかと考えていたのだが、最近やっと自分なりの答えを導き出す事が出来た。それは、投資は攻めの相場と守りの相場のターン制で進んでいく事を意識するという事である。今回の様に相場環境が強い時は、攻めのターンと考えて株を買い漁り、相場環境が弱くなってきた時は守りのターンと考えて株の売却を行い、じっと攻めのターンが来るまで待ち続ける。すなわち、各個別銘柄の動きよりも相場全体の動きを重視して取引を行う様に心掛けるという事である。
どんなに良い船を購入しても波が荒い日に出航してはいけないと言う事である。急いで利益を追求せずにゆっくりと利益を追求する事が最終的に近道だったりする。攻めと守りと言うメリハリを付けた投資を今後も続けていきたい。