エンジニアリングとお金の話

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【感想】秋元康氏に学んだヒットの生み方について

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11月12日に開催された。日経トレンドエキスポに参加してきた。

TREND EXPO TOKYO 2016 | トレンド エキスポ 東京 2016 - トレンド・ヒット - 日経トレンディネット

その中でAKBの生みの親である秋元康氏の講演があった。内容はエンタテインメント業界の未来~人は何に感動するのか~。秋元康氏から学んだヒットを生み出す方法を纏める。

ヒットを生むポイント

1.絞り込む事の大切さ
2.小さな変化に敏感になる
3.個人的な思いがヒットの核

1.絞り込む事の大切さ

良い物を作ろうとすると自然にあれもこれもと多機能になりがちである。ただ、本当に感動する物を作るには一つに絞り込んだ物、シンプルな物でなければならない。多くの物を詰め込むとどうしても角が取れる。

感動する為には足し算では無く引き算が必要。何が製品のコンセプトかを考え思いを込める。

料理に例えると、一品料理を作るべきということ。幕の内弁当では記憶に残らない。

2.小さな変化に敏感なる

人の気持ちは根本的には今も昔も一緒である。ただ、時代に応じたツールや変化により小さな変化が起こる。

例えば昔は好きな人に気持ちを伝える際にラブレターを書いていた。それが電話になり、FAXになり、メールになり、Lineになりと気持ちを伝える手段が変わってきている。ラブレターとLineでは同じ気持ちを伝える行為でも生じる気持ちや感情に若干の違いが生まれる。この小さな変化がその時代を捉えたものであるといえる。

また、最近はファミレス等のボックス席で向かい合って座るのでは無く隣り合って座っている様子を良く見かける。これは昔ではあまり見られない光景である。

椅子の座り方が変化したことにより何が変わるのか。それは同じ方向を見る時代への変化であるといえる。

今の若者は向き合う事で過ごした世代の人とは違うモノの見え方で世界を見ている。この様に小さな変化に敏感になれば若者の気持ちを理解する事が出来る。

3.個人的な思いがヒットの核

感動とは、自分と照らし合わせた時に自分の弱い部分に刺さることである。100人いれば100人思いが異なるので全員がいいなと思うものを作るのは難しい。だから、99人に否定されても1人が物凄く好きなものを目指す。

作成者が好きで好きでたまらない物でなければ情熱は生まれない。感動とは自分のエネルギーであり、燃えているものである。

まとめ

日本を代表するアイドルグループの生みの親というだけあって物凄く心に響く講演であった。秋元康氏は偶然ヒットを打ったのでは無く、打つべくしてヒットを打っていると感じた。小さな変化を自分も捉えていく事が出来る様に感性を磨いていきたい。