エンジニアリングとお金の話

都内で働くエンジニアの日記です。

【感想】ビットコインのセミナーに行ってきた

【SPONSORED LINK】

最近、ビットコインの話題をネットや新聞でよく見るようになった。全く知識が無い状態じゃ、ちょっとまずいかなと思い、ビットコインの仕組み入門なるセミナーに行ってきた。

http://peatix.com/event/28672

主催は、デジタルマネー協会なる団体で、フェローの大石哲之氏が説明する形式のセミナーであった。なお、セミナー会場について受講生の人を観察したら意外と年配(50代~)の人が多くて驚いた。ビットコインと言うとどうしてもデジタルなイメージが強いので若い世代が多いのかなと思っていた為に、意外であった。年齢を重ねても新しいものを取り入れていこうとする姿勢に感銘を受ける。

セミナーの内容としては、ビットコインとは何なのかから始まり、取引の仕組み等を詳しく説明して頂くものだった。今回のセミナーで分かった事は以下の点である。

【ビットコインのとは何か?】
インターネットを用いた大規模な決済網。なお、ビットコインの特徴として以下が挙げられる。

・通貨の供給量は、2100万枚に限られている。
・ビットコインの取引データは各自参加者の端末にて管理される。
・ビットコインは国境の概念が無いので瞬時に無料で送金出来る。

日本は決済手段が発達しているので、あまりビットコインの恩恵を感じる場面は少ないと思うが、諸外国では10分程度で決済が簡潔するのは非常にメリットがある。また、無料で送金出来るの為、小額取引等で使用されている。

【言葉の説明】
ビットコインで使用する用語。
トランザクション
 ⇒取引

・ブロックチェーン
 ⇒取引の整合性が担保された取引

・マイナー
 ⇒発掘者

なお、過去に遡り全ての取引をビットコイン参加者は見る事が出来る。

【取引の流れ】
①AさんがBさんにAさんの持っているビットコインを送る。
※AさんのビットコインはAさんの秘密鍵で暗号化。また、ビットコインのデータと署名としてハッシュを一緒に付ける。

②①の取引をマイナーが検証する。なお、検証処理はハッシュ関数を用いて、
 1.前回の取引のブロックチェーンから取得したハッシュ値
 2.①のデータに付随したハッシュ値
 3.キーとなる値(Nonceと呼ばれる)
の3つの値を用いて行われる。なお、3のキーとなる値を発見した人が発掘者の報酬としてビットコインが貰える。

③②のマイナーにて検証された取引は、ブロックチェーンに繋がれる。ブロックチェーンに繋がれた時点で取引の整合性が担保される。なお、ブロックチェーンは、過去の全ての取引を保持している為、不正な取引を行ってもバレる仕組みとなっている。

今回のセミナーでビットコインについて、何と無くであるが理解する事が出来た。今後ビットコインがどの様な形で普及していくのか分からないが、画期的なテクノロジーである事は理解出来た。今後も注意して動向を追うようにしていきたい。